グレイスハウス ♪ 教会の住人のブログです。ひげぱぱ日誌:グレイスハウス(教会)の3階に妻と子ども、犬と暮らす日々の想い
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意地っ張り2008.05.29 Thu
お父さんに叱られて、三日間、自分の部屋から出なかった女の子の話しを聞いた。十代の彼女は、食事を取ることも拒否して、家族が寝てから、こっそり台所に行って、クッキーをつまんで飢えをしのいでいたそうだ。ところが、その子は今、お母さんとなってホームースクーリングをしている。
ぼくは時々、子どもたちに向かって、「お父さんは、叱らなければならない時には、遠慮なく叱るよ。」と言う。いつでも叱れるようにとの一種の前置きなのだが、それでも、叱られることで、子どもたちがへそを曲げることがある。ただ、どちらが勝つか負けるかの根競べになってしまっては、ぼくは、叱っている意味がないと思う。時間がかかっても心に届くかどうかが大切だ。 子どもの心には(大人の心にも)、びっくりするほど頑固で意地っ張りな部分が隠れていることがある。これはなかな侮れない。ある時、家族で使っている山荘の入り口にある岩が車の出入りの邪魔になっているので、掘り起こして取り除こうとしたことがあったのだが、掘れば掘るほど大きくなっていく。四駆の車で引っ張ってもビクともしない。結局、掘り起こすことはあきらめて、4人がかりで、半日かけ、隣に大きな穴を掘り、そこに転がり落として埋めてしまった。人間の頑固さも表面にでている部分は小さく見えるかもしれないが、あなどって、自分の手で取り除けると思ったら大変なことになる。自分を含めて人間の自我とはそれだけやっかいなものなのだ。 スパンキングすることを含めて、叱ることはどうしても必要なことだと思う。けれども、それを、子どもをコントロールする道具にはできないというのがぼくの実感だ。あくまでも、子供の心にとどくような叱り方をしないといけないと思う。簡単ではないけれど、根気よく、心にとどくように・・・。親が上手な叱り方をするようになれば、子どもも上手に叱られるようになる。こうなればしめたものだ、ぶつかり合いを通して絆が強められていくのだから。
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